午前中、波チェックに行くと、
風も強く海も少し荒れていて、セットが入るとクローズ気味。。
砂浜に人が集まっていたので近くに行ってみると、
5M以上のクジラが漂着していました。
息はしていたけど尾びれもあまり動いておらず、口の中には大量の砂。
例え海に戻せても、波も高いし、
また打ち上がってしまうだろうなと思っていました。
でも、みんなで諦めず、スコップで道を作ったり、
バケツに海水をくんでクジラにかけたりしていました。
車とバギーを使ってけん引しながら、
みんなの力を合わせて引っ張っても動かすことができず、
役所の方が重機の手配をしてくれたので到着を待っていました。
クジラをなるべく傷つけないように何とか頭を沖の方に向けることができ、
その後は重機を使わず、打ち寄せてくる波に合わせて引っ張り続けました。
深いところまで押し続けたけど、なかなか泳ぎだしてくれず。
やっぱりか… と思い、自分たちが危ないから1度海からあがりましょうと声が聞こえました。
その瞬間、急にクジラが元気を取り戻して、
尾びれを大きく動かし始め、波を受けながらも沖の方へ戻っていきました!!!
歓声が上がり、現場にいたみんなが喜び、凄く感動しました。
みんなが1つになってクジラの命を助けれたこと。
これは生涯忘れることのない、とっても素敵な想い出ができました。
ありがとうございました!
朝日新聞DIGITALにその様子が載っています。
https://www.asahi.com/articles/ASLB541JNLB5TNAB00D.html